リアルジャパン

リアルジャパンプロレス

2007年9月21日
後楽園ホール
午後6時30分 試合開始
午後5時30分 開場

ストロングスタイル

〜カールゴッチ・追悼興行〜

大会は終了致しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。



2007年9月25日 大会を終えて 佐山聡より

「ストロングスタイル」


前座の真下、斉藤の試合は、リアルを代表する、今後の若手育成に必要不可欠な試合でした。

リアルの目指すのはナチュラルです。
ガチのトレーニングを積み重ね、勝負の姿勢を試合に出せる者。
かねてより私が申し上げているストロングスタイルです。
飛んでも良いのです。跳ねても良いのです。
それがナチュラル上にあるものなら。

格闘技の世界と、プロレスの世界を把握している私が、解っている事です。
派手な場面のみを好む、無責任な、楽しければ良いじゃん族の人々がいるかぎり、レスラーは台本通り飛んだり跳ねたり、大技をフィニッシュで連発したり、学芸会を繰 り返します。
順番プロレスの媚びたレスラーに、実力はいりません。
体作りと受け身の練習だけでよい世界ですから。

先の記者会見で私が言ったのですが、
「それがほしければ、体操選手を集め、そういう団体を作ってあげる」
これどこかに出ましたか?隠しましたマスコミ?

いくらでも出来ますよ。順番プロレスなら。
楽しければ良いじゃん族と、媚びるレスラーがいるかぎり、プロレスの復活はあり得ません。

もし、順番プロレスに、ナチュラルレスラーが混じると?
順番側が主導をとった場合、ナチュラル側は観客に罵られます。
ナチュラル側が主導した場合、順番側は元々ガチの姿すら知らず、順番法しか慣れてないので、何も出来なくなります。
両者は同じマテリアル同士でなければならないのです。

ナチュラルで訓練された者同士の試合は美しく迫力があり、静かな展開でさえ観客は目を離せず、派手技も実力で放て、試合の中の展開は真の感動となります。
それが本物のレスラーなのです。
私が前から、未だリアルでナチュラルが出来ないと言っているのは、なかなかナチュラルレスラーがいないからです。

現在ウチの若手には、そのための英才教育をしています。
他は、できるだけ探しています。ライダーを引っ張り出したのもそのためです。少し大きな課題ですね。
タイガーマスクで世論をリードし、順番側を我慢しながら使い、ナチュラルを育てる。
プロレス復活への道は、もう発信しています。それまで私は辞められないのです。

ある人は言います。
佐山は格闘技の道へ行ってしまうのではないか?と。
順番側が希望的憶測で言いふらす言葉でしかありません。
確かに私は格闘技の道へ行くでしょう。どころか、通り越して武道、武士道まで行っています。

決してプロレスを捨てるのではありません。ナチュラルを復活させるのです。
なぜなら、これがゴッチへの答えだからです。



2007年10月3日 追記

学芸会プロレスであるとか順番プロレスというのを、ハッスル等の事を言っていると誤解している人が多いようですが、そうではありません。
あれだけ(私は見たことありませんが、聞くところによると)ショーに徹しているのなら別にかまいもしません。

私が言っているのはウチの大会のことです。
まじめにやっているようで学芸会をやっていることです。それすら気づきませんか?

学芸会とナチュラルが、学芸会先導で試合が行われたら、ナチュラルは何もできないと言っているのです。
ウチの試合で堂々と行われているのです。良い選手がストーリーを組まれて、殺されてしまったのです。

単純に喜ぶ組がいて、レスラーがそれに媚びナチュラル性を、または本質を、失った姿。
ゴッチが見たら泣きますよ。この現状。

私がマスコミを批判するイメージがありますが、心あるマスコミ人は私の行動に喜んでいます。
解っていても何も出来ないし、言えなかったからです。

彼らは「昔のプロレスに戻してくれ」と言っているのです。
それにはストーリーを作るのではなく、レスラーを造らなければならないのです。

第一、私がマスコミ批判をする時は、皆さんも知らないところで行動も伴っていますら、ご心配なく。



メインイベント 60分1本勝負
初代タイガーマスク
(リアルジャパン)
vs “元祖・虎ハンター”小林邦昭
(新日本プロレス)
初代タイガー97キロ契約。小林さんの本気が怖い。私も久々に思い切り動けそうです。
セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負
2代目スーパー・タイガー(リアルジャパン)
飯伏幸太(DDT)
vs 折原昌夫(メビウス)
ディック東郷(フリー)
スーパー・タイガーは試合慣れするか。
今までプロレスのタイミングと、手かせ足かせをはめられて試合していたので、
今回はナチュラル形式で展開させます。
タッグマッチ
スーパー・ライダー(リアルジャパン)
タイガー・シャーク(リアルジャパン)
vs 石川雄規(バトラーツ)
澤宗紀(バトラーツ)
ストロングスタイル復活のため、急遽スーパー・ライダーを呼び寄せました。
リードしてくれれば良いのです。石川君は間違いありません。
リアルジャパンプロレス 両者デビュー戦
間下隼人(リアルジャパン) vs 斎藤彰文(リアルジャパン)
リアルの第一試合は重要です。良い試合よりも、攻める試合を望みます。
“市街地型実戦武道”『第12回掣圏真陰流トーナメント』
明日の武道の姿。
礼儀作法や試合態度も重要で、リアルが単なる軽い団体ではないことを示します。