最新情報 2009年9月

2009/9/21(月) 興義館 黄金の茶室「虎宮庵」が出来ました。

茶の心に則りシンプルですが、ただの茶室ではなく精神場として、様々な仕掛けがしてあります。
優雅なひと時を過ごしましょう。

黄金の茶室「虎宮庵」
黄金の茶室「虎宮庵」

2009/9/7(月) 我が「興義館」に茶室と切腹場が出来た。

その昔、サムライ政権は無頼の気がある戦闘集団に、天下を治める権力者の担い手として、士の志を与えるため、武士たる誇りと立ち居振る舞いを身につかせた。
茶の心は、荒れた心を、くつろぎややすらぎに変え、誇りと自信をもつサムライとして、ゆとりを造るものである。
士たる態度で信頼関係を築くものなのだ。

また、興義館の茶室は特殊な装置が施され、精神統一や瞑想をできる場所でもある。
練習前や練習後、物事に詰まったとき、不安や恐怖を感じたとき、一人佇みそれぞれに合った瞑想を行う。

不動心とは、心や身体が詰まらず、何があろうとも常にどこまでも透き通った秋の空のような心でいることである。
何があっても弱さにヒビくことはない。
科学的に言えばアンチストレスの状態で、戦いにおいては勇みいることのなく、自信に満ちて何ごとにも臆することなく立ち向かえる。
武士の心とはそういうものなのだ。

死の基底心とは、心がそう動くのである。
義に対しての潔さ、イコール死は、いつでも開き直ることができる。
不動心と潔さはアンチストレスの中から生まれ、深く信じた意思が動かす安定なのだ。
サムライに構築された無意識「普遍的無意識」とは、崇高なる死である。

人にはストレスがある。
基底心の安定した者は強い自我を持つが、現代日本には精神基底が何も無くなってしまった。弱さにヒビく要因である。
精神基底を無意識に造れば、自己は根本から強くなるが、時間も技術もかかる。

構築ではなく心を治していくのが、無意識を動かす催眠等の技術であったり、意識から働きかけるセラピー技術だ。
勿論、無意識に精通する精神武道「掣圏真陰流」は両方を行なうだけでなく、精神基底の構築さえしてしまい、人の弱さ強さを知り、心を把握している。

恐怖や不安や、あらゆる葛藤に苛まれる中、自己の心が生理的に詰まる状態は、自律神経に表れる。
人には感情があり情動がある。
しかしその前に、感覚から来る雰囲気があり、さらにその前に環境というものがあるのだ。

密教はさらにその奥の第九識や第十識、第十一識等へ入っていく。

催眠とは自律神経を整える生理的なものと、暗示によって深く刻み込むことができるが、瞑想的な音楽や雰囲気も人の心を変えて行くことができる。
松永先生は平然と変性意識(催眠状態)と言い切る。
そこから第九識へと入るというのだ。

また、人間の脳のシステムが男女でまったく違うことが最新の科学でわかって来た。
文明が生まれ何千年の時代だが、多くは原始的生活のシステムで最近まで動いてきた。
男女の区別感覚を無くそうとしたのは、この数十年である。
宗教観なく新しい試みを間違えた結果が今ということだ。

人間が生まれて三十万年。

男は猟へ出掛け、女は村で過ごす生活が。無意識に刷り込まれた。
人類は猿であるから、群れを作るこのシステムが本能なのかもしれない。

脳は男女の脳システムを構築してしまっているのだ。

男はチームワークで厳しい狩場に行き、どんなに遠い所からも帰ってくる。

立体的に捉える脳のシステムを持った。
女は村の生活でコミュニケーションを重視する、言葉的感覚で物事を考えていることが判明してきた。

アメリカは既に500以上の学校で男女を分けて授業をしている。
催眠暗示においても、精神構築においても、これらは非常に重要であることがわかる。
これから男女別の新しいスクリプト(暗示文章)が誕生してくるだろう。

掣圏真陰流は空海が言ったように、最新科学を追い続け、武士として精神を突き詰めていく。